公営墓地は自治体が管理をする霊園

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公営墓地は自治体が管理をする霊園ブログ:14年09月29日


おいらの知っている祖母は、
痴呆症で、物忘れだけではなく、徘徊もした。
まるで赤ん坊のようだった。

介護に興味のあるおいらにとって、
祖母のお世話をするのは経験となった。
一緒にお金を数えてみたり、お手玉を作ったりした。

何も反応のない日々ではあったが、
手を差し出すと祖母は、ぎゅっとおいらの手を握り返してくれた。
その手からはぬくもりも感じられた。

「おばあちゃんには、うちのお子さんたちがお世話になったのよ」
葬式に来てくれた親子連れたちが、口を揃えてそう言った。

ふと気づくと、葬式には、
今までに会ったこともない人たちがたくさん来て下さっていた。
祖母はタレントだったとでもいうのだろうか?

葬式の終わりに
祖母の思い出の写真が映し出された時、
おいらは初めて祖母の偉大さを知った。

写真の祖母は、
おいらの知っている祖母とはどことなく違い、
自信に満ち溢れていた。

まるでヒマワリのように背筋を伸ばし、
いきいきとしていた。

祖母の腕の中には、
生まれて間もない赤ん坊がいた。
優しくつつみ込み、お風呂にあげていた。

おいらはまた涙がこぼれた。
助産婦をしていた頃の話をしてもらいたかったと
悔やんだりもした。

でもおいらはその写真を見て、
あんなに笑顔に満ち溢れ、
赤ん坊に接する祖母に憧れを抱いた。

祖母は、助産婦という仕事を苦には思っていなかったと思う。
たくさんのお子さんに出会い、お世話が出来て幸せだっただろう。

痴呆になったのも今思えば、
助産婦を辞めてからだったはずだ。

そんな祖母は、
おいらたち孫や男の子の名前を忘れてばかりいたが
自分がお世話した赤ん坊の名前を言えば、
無口な祖母がその時だけはお喋りが止まらず、
語っていたのを覚えている。
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