自分なりに希望の霊園をまずはまとめましょう

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自分なりに希望の霊園をまずはまとめましょうブログ:16年05月04日


ぼくが生まれて初めて経験したお葬式は、
お母さんのお葬式でした。

お母さんは病院で亡くなりました。
ベッドの横に立つパパと姉達の後ろに
ぼくはぽつんと立っていました。

下の姉が急に大きな声で泣き出したとき、
「あっ、お母さん死んじゃったんだ」と思いました。

ぼくはお母さんが入院中、
パパと一緒に何度もお見舞いに行きました。
でも、なかなか病室に入ろうとしませんでした。

ぼくはいつも廊下の隅や、
非常階段のおどり場で遊んでいました。
病院のベッドに寝ているお母さんを見るのが
とても恐かったからです。

ある日、ぼくはパパに呼ばれ、病室に入っていきました。
お母さんは「リンゴむいてあげようか?」と言いました。

ぼくが覚えているお母さんの最後の言葉です。
ぼくは「いらない」と言って、
また病室を出て行ってしまいました。

ぼくは病院の中を探検しながら、
「大きなお部屋にはたくさんの人がいるのに、
どうしてお母さんは小さいお部屋に一人でいるのかなあ、寂しくないのかなあ」
と思っていました。

今思えば、きっとお母さんは、
淋しかったのだと思います。
ぼくが最後までなつかなかったことが…

8月ももうすぐ終わり、
新学期が始まるというのに、
ぼくはまだ夏休みの宿題も終わっていません。

それなのに、
黒い服を着た人たちが出たり入ったりと、
家の中はごった返しています。

ぼくの居場所がないのには困っていました。
テレビを見ることもできず、部屋の隅で
ちょこんと一人で遊んでいるしかありませんでした。

「かわいそうに、まだ小さいから、お母さんの死がわからないのねぇ…」
という大人達の話し声が聞こえてきました。

ぼくは「わかるよ、そんなこと」と
心の中で呟いていました。
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